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所長サンの哲学的投資生活 5th

世界を旅しながら投資をしています。読書と思索ときどき釣り。シンプルな生活。

こちらからも問題をぜひ

トランプ大統領が習近平主席と電話会談し、
「ひとつの中国」を確認したという。

中国はひとつ難問を解決してひと安心だろう。

これはディール(取引き)の手法であって、
トランプさんは実にうまいなあーとおもう。
もともと現在の枠組みではひとつの中国なのだ。
それを見直すぞとふっかっけて、
まあ許してやるわと恩を着せてしまった。

こうした、何もないところに意図的に問題を作成し、
それを解消してあげることで相手の心を掴んだり、
交渉を有利に進めるのは取引きでは戦術のひとつ。

不動産などお客様と処理する事案が多い取引きでは、
相手の心を掴むためにこの手法はよく使用される。
ただ要望を聞いてプランを提案するだけでは弱い。
お客様と共通の問題を設定し、いっしょに解決する。
このプロセスをひとつ入れるだけで一体感が生まれる。

問題がなければ、問題をつくる。
つくるといっても、
内容は建設的で必要かつ必然性がないといけない。

だから、隠れた夢や希望を必死に探り、
普通の手法では叶わないことを、
何とかしましょう!というかんじにする。
問題解決に合わせるように契約を設定する。

こういうのを、
営業の世界では「ストーリー」とか、
「クロージング」とかいう。

トランプさんも、
中国相手にいきなり問題をぶち上げたのは、
無くすだけでポイントを稼げる安上がりな取引手法。
フィリピンのドゥテルテさんもそう。
初めにケンカをふっかけて問題視させておき、
実際のトップ会談では振り上げた拳を降ろすだけで、
交渉相手は嬉しくおもってしまう。

日本も戦前はそれが上手かった。
横槍を入れといて牽制し、
横槍の解消をテーマに条件を引き出す。
今のご時世、それって少し必要な気がするね。